彼氏いない歴=年齢の低所得単身オタクOLが恋人を探す話

全く恋愛体質ではない拗らせ女が恋活アプリに勤しみながらぼやく

自覚したこと

この一年、何だかんだアプリ変えたり飽きたりしながらも、一応彼氏を作るためにフラフラ行動はした。

 

街コンに行ったり、恋活アプリを試してみたり、実際に会ったり。

それでもやっぱり私が長続きしなかったのは、「女として」前提で会うからだ。

私が相手を「理想の彼氏」となるか見定めるように、相手も私を「理想の彼女」にすべく対応する。

 

その初っ端から「女」としての所作を求められるのが無理だった。

可愛くいなきゃいけない、優しくて守りたくなるような、そんなそれぞれの「女像」を無意識に求められ、それに応じてしまう私が至極気持ち悪かった。

 

ずっと笑顔で、時には駄々をこね、貴方をサポートするような一言を言い、期待を持たせる。そりゃ初対面だもん、無意識に好かれようと思って、普段言わないような事や態度をとってしまう。

 

そんな人によって態度を変える私がとっても気持ち悪くて、いつも帰っては自棄になって何かに没頭した。

料理なり、漫画なり、ドラマやアニメなり、SNSなり。

時間をおいて、もしくは即時相手をブロックしながら、何度も「もうやめよう」と思った。

それでもこの一年、結局個人では6人に会ったし、街コンにも4,5回行った。

そんな回数を経て、ようやく私は「第一印象から女として見られるのが苦手」という事実に辿り着く。

長かったね。自分のこと何にもわかってなかったね。

 

だから、恋人探しを目的とした場じゃ無理だ。

地道に、趣味や仕事で縁を繋がなきゃ…と意識が遠のく。

しょうがない、25年の刷り込みだもん、簡単には変えられない。

 

 

あともう1つの理由は、私の前歯に対するコンプレックスが予想外に大きいこと。

この一年、コンプレックスである出っ歯を治すために3,4箇所の矯正歯科に診察に行ったけど、結局どこが良いのかとか、毎月かかる診療費の違いとかで決められなかった。

 

24年間、化粧や恋愛沙汰と関わらなかったから、自分の見てくれに対して全く興味がなくて、結局どうでも良かったんだよね。

見た目がこんなにも生きる上で必要で、出っ歯が他人より不細工に見えて、口紅が歯に移って、人とキスする時に不便だなんて、誰も教えてくれなかったし。

 

しかも私の場合、ある医師の言葉を借りると「ガンで言えばステージ5」らしいし。治るのに3年は掛かるって。

ただでさえ醜い出っ歯の上に金属の装置が付いて更に醜くなって、そんな状態で25〜28歳を潰すの?って現実が怖かった。

だってブスにはもう若さしか取り柄が無かったから。

器具をつけてしまえば、恋愛を経験する確率がガクッと落ちる。

ただでさえブスなんだから。

ちなみに私のいう「ブス」は、元々のパーツの醜さと、それに手を加える(化粧する)努力もできない情けなさを含みます。

 

だから装置付ける前に頑張って彼氏作って一通り経験するか、って頑張ったけど、ダメだ結局見た目も性格もダメだ。

 

そう、第一印象で女として見られたくない、っていうのは「女=かわいい」ってレッテルに自分が当てはまってないのを痛いくらいに実感してるから。

それを無理に「かわいいよ」ってお世辞言ってくるやつは心底気持ち悪いし、言わなくても私が自己嫌悪に陥る。

ぜんぶ私が原因だ。

勿論ああこいつだから彼女いないんだな、って感じのやつもいたけど。

 

 

まあつまり、とどのつまり、私は手の施しようがないステージ5の出っ歯をどうにかしない限り、人並みに恋愛はできない。

自分に自信も持てないし、1人で生きていかない限りなあんもうまくいかない。

ほんとは誰とも接さず1人で金稼いで飯食って好きなことして死にたいけど。

 

そんな才能も知恵も努力もできないわけなので、どうにか社会の隅で人と関わって生きなければならない。(生きなければならないか?という議論は置いておいて。)

なので、やはり25〜28という脂の乗ったプラチナに輝くゴールデンエイジを捨て、歯列矯正に挑む覚悟を決めなければならないのだ。

来年の目標はそれ。

 

 

ただ、その前に転職しなくちゃいけない。

今の宗教にまみれ、査察が入るたび違法処理を繰り返す会社を退職して、安心できる企業でしっかりと稼いで生きていける人間に成長したい。

 

それには、ただでさえ経歴がやばいので歯に装置を付けたまま面接を受けるわけにはいかない。

早く内定を決め、そのあと装置を付けるのだ。

 

何ヶ月、何年の辛抱を、自らの手で始めなければならない。

なんで私は人のようにうまくいかないのだろう。

 

この先に良いことが待っているのだろうか。

保証してくれよだれか。

正直もう固執するものもないし、誰にも知られずに死んじゃいたい。

好きなものも美味しいご飯も、辛い中で生きなきゃいけないから固執するんだ。

生きなくていいなら何にも無頓着でいられる。

 

頑張ってダメだったら、いい加減ぽっくり死なせてほしい。

誰にも知られず。